今回は『買ってよかった!』となったワイヤレスイヤホン「SONY WF-1000X」のレビューをします(`・ω・´)ゞ 開封レビューはもちろん、音質や使い勝手のレビュー、気になるAirpodsとの比較もします!結論から書くとWF-1000Xは本当に買ってよかった! ここを見て悩んでいる方、買おうか迷って検索しまくっている方。間違いなくお勧めと言える新商品になっていましたよ!!
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開封の儀!
2017年10月7日の発売よりも2日早い10月5日からyodobashi.comを含めヨドバシカメラ各店で発売されていました。Twitterなどでフライング発売の情報が流れていましたので、仕事が終わってすぐにヨドバシカメラへ直行しました!(‘ω’)
早速WF-1000X をGETし近くのスターバックスで開封です。お値段はヨドバシカメラ店頭で26870円(TAX-IN)の10%ポイント還元でした(*’ω’*)
パッケージはCDケースくらいの大きさのBOXになっています。後ろにあるのはスターバックスコーヒーのトールサイズカップです。
パッケージの上面にはMade for iPod iPhoneの認証ロゴとAndroidのマークが書かれていました。iOSとAndroidのそれぞれに対応したスマホアプリ Sony Headphones Connectが用意されていて、アプリを介してイヤホンの設定切り替えができます。あとでアプリを使って何ができるかも書きますね(‘ω’)ノ
SONYの製品らしく、パッケージはかっこよくできています。外側のパッケージはスリーブ状になっていて、中身を横にずらすと取り出すことができます。
透明のカバーを取り外すと、本体とバッテリーケース、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)がきれいに並んでいます。このトリプルコンフォートイヤーピースはシリコンゴムとシリコンフォーム素材を組み合わせて作られた新イヤーピースで、高い遮音性が特徴的です。
上段のスポンジを取り外すと、ソニーのイヤホンではおなじみのハイブリッドイヤーピースロング(S/M/L)、充電用のmicroUSBケーブル、取扱説明書類が現れます。
外観レビュー
それでは次に、外観をチェックしていきましょう!
WF-1000X自体は左右対称のデザインとなっています。公式サイトによると重さは片側6.8gです。透明の部分はインジケーターLEDとアンテナを兼ねた構造になっており、状態により赤色もしくは青色に光ります。私が買ったシャンパンゴールドのWF-1000Xはとっても上品な色で男性が付けていても似合うでしょう。黒色は日本人の髪色に溶け込むのでスーツなどのビジネスファッションとの組み合わせもよさそうです。
左右ともに底面にはボタンが1つずつ設けられています。右側は音楽の再生、スキップなどの操作が、左側はノイズキャンセリングの設定変更が行えます。
右側1回押しで音楽停止、2回押しでスキップ、3回押しで前の曲と一つのボタンで様々なパターンの操作ができるようになっています。AirPodsではSiriを呼び出して独り言のように話すか、スマホ本体を触らないといけなかったのでとっても助かります。音楽を飛ばすためにApple Watchを購入するなんて論外ですから(^_^;)
見ての通りインナーイヤータイプのイヤホンですので密閉性はかなり高く、耳の穴へすっぽりと収まります。相当首を激しく振っても飛び出す気配はありません。密閉型に加え、フィッティングサポーターと呼ばれる付属品がついており、より落ちにくくなっています。
こちらはWF-1000Xの充電ケースです。少々大きく、重さは約70グラム。質感も悪くはないですが、なんだかプラスチックを塗装しているような印象はぬぐい取れません。実際はひんやりとしているので金属(?)が使われているようですが、、、塗装がちょっとチープに感じました。蓋の開く動作もちょっとぎこちないです。
AirPodsの充電ケースと比較してみましょう。大きさは圧倒的にAirPodsの勝ち。WF-1000Xのケースがどこまでも巨大に見えます。質感もオールプラスチックですが、Airpodsが上に見えます。デザインへのこだわりはさすがアップルと降参せざるを得ませんね(;´・ω・)
ちなみにこのケースにはバッテリーが内蔵されており、収納することで本体を2回分満充電できるそうです。イヤホン本体の取り出しとBluetoothのペアリングは連動しており、イヤホンを取り出せば自動で一度ペアリングした携帯や音楽プレイヤーに接続されます。
WF-1000X充電時には上の写真のように左右イヤホンのインジケーターが赤色に光ります。
ちなみにBluetoothのペアリングにも本体ケースを使用します。(NFCによるペアリングを除く) 左側のイヤホンを取り出し、左側イヤホンのボタンを約7秒間押すのです。すると、インジケーターが青と赤の交互に光り、Bluetoothの追加画面に表示されるようになります。
裏側にはNFCのマークとmicroUSBの接続端子があります。NFC対応のスマホやウォークマンであればタッチするだけで、接続やペアリングができます。
装着感
実際に装着してみたレビューです(‘ω’)ノ
WF-1000X を装着したときは本体の重さを感じることはほとんどありません。優秀なイヤーピースとサポーターのお陰でつけていることを忘れるほどです。また左右完全独立型のワイヤレスイヤホン特有の首回りの開放感は最高です。一度使うと従来のイヤホンに戻れなくなります(;´・ω・)
また、Shureのイヤホンのように取り付けに苦労することもなく、すっと耳に収まるイヤホンですので、脱着時のストレスもほとんどありません。
普段使いするアイテムなのでこの軽快さは病みつきになりそうです(‘ω’)ノ
音質レビュー
WF-1000Xは完全ワイヤレスイヤホンとしては後発組です。それでも期待されているのはやはりノイズキャンセリング機能の搭載、密閉型、そして天下のソニーから発売されていることにあるのではないでしょうか。
その期待を私も持って音楽を聴いたのですが、やはり期待通りでした。
今回の視聴はiPhoneでFLAC形式の音楽を再生しました。密閉型らしく、中音域から低音域までのボリュームが豊かです。かといって弦楽器やピアノなどの高音域もしっかりと存在感があります。イヤーピースをハイブリッドイヤーピースからトリプルコンフォートイヤーピースに変更すると、より中音域が盛り上がるかまぼこ型の音質になるのでボーカルが引き立つようになります。
ちなみにバランスが取れた音質を楽しむならノイズキャンセリングONの状態です。
ざっくりとまとめると以下のようになります。
音質の傾向 中低音寄り 高音のシャリ感はほとんどない
高音 ☆☆☆★★
中音 ☆☆☆☆★
低音 ☆☆☆☆★
遮音性 ☆☆☆☆★
AirPodsと音質比較
みなさん気になるAirPodsとWF-1000Xの音質を比較してみましょう。AirPodsは中高音が得意、WF-1000Xは中低音が得意なので性格は真逆です。きらきらとした高音はAirPodsが得意ですが、開放型のため中低音はどうしても弱くなっていました。それに対してWF-1000Xは密閉型なのでバスドラムの音圧やベースの響きを頭全体に感じることも可能です。
加えてこれは周りがとっても静かな場合に限ります。AirPodsはすこしでも周りが騒がしいと直接その音が耳に入ってきます。カフェで奥様が井戸端会議をしていたら丸聞こえですし、電車に乗れば走行音が音楽をかき消してしまいます。
それを打ち消すためにボリュームを上げれば開放型のAirPodsは音漏れを起こしてしまいます。
WF-1000Xはノイズキャンセリング機能がついているので言わずもがな、電車の中や飛行機がめっちゃ得意です。音量を上げても音漏れしません。
NC性能を取り上げればBoseのQuietComfortシリーズや同時発売のデュアルマイク搭載のネックバンド型イヤホンに比べれば負けますが、WF-1000Xも必要十分な性能は兼ね備えています。普通に電車の中で使えるんですからね(^^♪
私にとって、今回の勝負はWF-1000Xの大勝利です。騒がしいところで普通に音楽が聞けて左右完全ワイヤレス。最高です。
バッテリーの持ち
WF-1000Xのバッテリーの持ちは3時間、ちょっと短く感じますね。バッテリーケースへ収納すると2回充電できるので、累計では9時間の使用が可能です。東海道新幹線東京~新大阪くらいなら安心して使えますね。そのほかの用事のときはケースに収納し充電すればほとんどの場合事足りそうです。
ノイズキャンセリングの実力は?
WF-1000X のノイズキャンセリング機能の実力を見ていきましょう。今回は電車の中と歩行時の性能をチェックしました!
立ち止まってイヤホンを装着すると、無音時にサーといったノイズを感じますが、無音部分でない限り気になることはないでしょう。ノイズキャンセリング機能のついている一般的なイヤホンレベルですので、電車や外での歩行中に気になることはないといっていいです。人がたくさん乗った電車でも、走行音や会話を特に気にすることなく音楽を楽しめました。レールのきしむ音や、アナウンスの声、子供の声など高い音に関してはキャンセルしきれないようで聞こえてきます。
NCにはいくつかの種類があり、電車のアナウンスを聞き逃したくない方には外音取り込み ボイスモードが便利です。人の声の周波数域のみ取り込むので、低音ノイズなどはないまま、人の声だけを聞きとることができました。
Androidでの音質は?
ここからはAndroidとiOSのふたつで音質の比較をしたいと思います。なぜそ二つを比べるかというと、接続コーデックに違いがあるからです。AndroidはSBCでの接続、iOSではAACでの接続となります。一般的に音質はAAC>SBCとなるのですが、どのくらいの差となるのかを比較してみました。
Android接続時のアプリでの表示です。SBCで接続されていることが分かります。SBCでの接続なので期待はしていませんでしたが、予想以上に音質はよく感じ、電車や歩いているときに聞く分には全く問題ないレベルでしょう。ただし、高音域や音の広がりが若干物足りなく、この価格帯のBluetoothイヤホンとしてはいまいちに感じました。
iPhoneでの音質は?
iPhoneへの接続はAAC 320kbpとSBCと比べスペックだけを見ても高音質そうです。
接続してアプリの画面を見てみるとAACで接続されていることが表示されました。
同じ音楽を聴いてみると、音質が明らかに違うのが分かりました。一言でいうと『とっても』良くなった。
高音域や音の広がり、空間表現の豊かさが圧倒的に増します。ここまでくれば、値段相応の満足を得られます。そもそもノイズキャンセリングを搭載していることもあるので、値段以上の満足を得られるといってもよいでしょう。
Sony Headphones Connect
Sony Headphones Connectというアプリがこの度リリースされ、同タイミングで発売されたBluetoothイヤホン・ヘッドホンで利用可能です。対応ヘッドホンを自分好みにカスタマイズ可能!という触れ込みのこのアプリ。いったいどんなアプリなのでしょうか。
このアプリの紹介をざっくりとすると、「イヤホン本体でする操作を代わりにスマホでやりましょう。」という感じです。但し、イコライザ機能についてはスマホのアプリからでないと適用できません。イコライザを使いたい人からすればアプリのインストールは必須ですが、それ以外の機能は使い慣れることで本体でも操作できますので必要性は?だと思います。無料ですので、一回試して不要ならアンインストールすればよいでしょう。
Bluetoothの接続安定性
Bluetoothイヤホンといえばぶつぶつ切れないかとっても心配ですよね。WF-1000Xについてもその心配は多少存在します。しかし、実際の運用では1時間に数回切れたレベルですので、他のBluetoothイヤホンと遜色ありませんでした。WF-1000XのBluetooth安定性は至って普通です。全く切れないわけではないが、ブツブツ切れるわけでもないです。なので、買わない理由にはならないです。
※確認のために家電量販店の展示品で試される方もいらっしゃるかと思いますが、あれはほとんどアテになりません。ありえない台数のBluetooth機器が置かれていて、電波がかなり混線しているのでぶつぶつ切れてしまうからです。
まとめ
ソニーから発売された待望の完全ワイヤレスイヤホンWF-1000Xは完全ワイヤレス、ノイズキャンセリング搭載という頭一つ突き出した性能を持って登場しました。圧倒的な装着感からの解放と、まわりの騒音からの遮断を両立したのはWF-1000Xを除いて他には存在しません。
約26000円というなかなかの高価格帯ですが、その値段の期待に応えてくれる性能を十分に持っています。
特にAirpodsを使用中の方で遮音性に悩みを持っていた人には乗り換えを間違いなくお勧めします!Airpodsを使っていた私でさえ、今日からはWF-1000Xを使うと確信しました!(‘ω’)ノ
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